非球形・GPU対応の多機能高速DEMソルバー、RockyのVersion 4がリリースとなりました。今回のメジャーアップデートでは、マルチGPU計算を商用DEMソルバーとして世界で最初に実現いたしました。

 

・マルチGPU計算
 より大規模で現実に近いDEMシミュレーションをしたいというお客様の要望に応え、マルチGPU計算機能を世界で最初に実現しました。数千万粒子レベルの計算や、複雑なポリゴン形状粒子の計算は非常に大きな計算リソースを必要としますが、複数のGPUを用いることにより、安価なハードウエア投資で超高速のDEM計算を実現することが可能です。

 Rocky4の革新的なマルチGPUソルバーはこれまで不可能であった複数GPU間でのメモリ共有を可能にしており、これによりかつてない大規模シミュレーションを実行することを可能にしています。また、ソルバー自身もRocky3と比較して改善されており、これまでと同じハードウエアを用いた場合でも、より高速の計算が出来るようになっています。

 当社取り扱いのマルチGPU 計算サーバ TITAN シリーズについてもご参照ください。RockyのマルチGPU計算に対応した高性能マルチGPUサーバです。

 

・ANSYS-Fluentとの連成強化
 RockyはANSYS Fluentとの双方向/片方向連成シミュレーションが可能ですが、Rocky4からはムービングメッシュに対応し、より複雑な連成問題への対応が可能となりました。この新機能の開発により、移動ジオメトリを用いてRocky-Fluent間で相互に運動量とエネルギーの交換をしながら正確にシミュレーションをすることが可能です。もちろん、GPU/CPUのどちらでも計算が可能です。

 

 

・統合型モーションカーネルの実装
 これまでのRockyでは、ジオメトリ(機械部品)のパーツごとに個別に動作を設定していましたが、Rocky4からは新概念の統合型モーションカーネル(動作設定機能)を実装しました。これまでの設定では困難であった複雑な動作設定を可能と、様々な機械類の動作に柔軟に対応することが可能です。また、動作プレビュー機能を実装しましたので、設定時に動作を視覚的に確認し、動作ミスを防ぐことが出来ます。

 

・改良型粒子モデリング
Rocky4では粒子投入アルゴリズムが改良され、粒子投入時の質量流量の制御がより一層、正確に行えるようになりました。まったく新しいフレキシブル粒子モデルが搭載され、下の動画のように柔軟性を持った粒子動作が可能です。

・新データ保存形式
 Rocky 4は大量のデータを処理し、非常に大規模なアウトプットファイルに対応できるように設計されたHDF5圧縮型フォーマットを実装しました。 Rocky 4はファイルサイズの大幅な縮小、ポスト処理の迅速化、応答性の高いユーザーインターフェイスなど、より使いやすいソフトウエアへと進化しています。

 

・ポスト処理機能の強化
操作性を全面的に見直し、これまでよりも簡単かつバラエティに富んだ後処理が可能となっています。Rocky4に搭載されたマクロを活用することにより、様々な後処理を外部ソフトに頼ることなく実施する事が可能です。また、サポートから後処理マクロに関するご質問やサンプルマクロ作成を受け付けておりますので、マクロに不慣れなユーザー様へも万全の態勢でご対応可能です。